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中学・高校受験(私立・公立)の情報をわかりやすくお伝えする「わんさかでみー」です。ブログ主(肉球)の雑記も。

塾の既成概念の見直し。

塾の一側面を恣意的に取り上げ批判しています。

塾、学校、家庭の各役割がごちゃごちゃに

塾の先生は、学校の先生と異なり生徒に評価されなければクビですから、困難に立ち向かおうという人も多いでしょうが、自分が受けてきた教育と全く異なる教育をしなければならないので、資質的に無理な人も多く現れることだと思います。

弊社は生徒に評価されない場合クビにはなりませんが僻地に異動になります。今時「退職」にまで追い込むようなパワハラは存在するのかな。

さらに弊社は生徒の成績や評価ではインセンティブはつかないので、生徒一人一人の成長度合いに合わせたカリキュラムを設定できます。もちろん筆者のいうような塾もあるのでしょうが、塾も変わっています。

 今までの詰め込み型の教育であれば、小学生のうちから塾に行かせる効果は多少なりともあったでしょう。講師から教えられたことをひたすら頭に叩き込めば、それなりに成績は上がります。中学受験をするのであれば、目指す学校にも合格できるかもしれません(それにより壊れてしまう子どもも多数いますが)。
 だからこそ、「○○中学校○名合格!」といった誘い文句にたやすく騙され、塾に多額のお金をつぎ込むという構造が生まれたわけです。

この、

誘い文句にたやすく騙され

という言い方にとても悪意がある。何か塾に騙された経験でもお持ちなのでしょうか。

 

さらに、「●塾に通わせるのは、お金と時間の無駄遣い」と衝撃的な見出しを立てて、以下のように述べます。

 テキストやドリルに頼った勉強では、発想力や創造力も伸びません。「あなたはどう思うか」を問う記述式問題を前にしたときも、そつはないけれど、面白味がない回答に終始してしまうように思います。

もちろん「テキストやドリルだけ」の勉強では記述式問題に対応できません。塾の勉強が「テキストやドリルだけ」に終始しているようなニュアンスですが、そんなはずはありません。

終いには、「ケイドロの方が役に立つ」とのこと。どんなこともバランスが大切だと思いますが。

 

塾の役割は成績を上げて志望校に合格させること

塾は学校ではありません。もちろん人間として大切な所作や言動にも気を配りますが、何よりも「点数を上げること」が第一義であります。どうやったら丸が増えるかを真剣に考え、実践させます。そのためには知識を頭に入れることは合格するための必要条件になりますから,どうすればたくさん覚えてくれるかを試行錯誤します。「詰め込み」も合格させるひとつの方法であれば積極的に取り入れるでしょう。

野球部に例えるならば,厳しい練習に耐え抜くことで甲子園への道が開かれるとして,毎日猛練習を繰り返している中で,「厳しすぎる練習は将来何にも役に立たないからやめるべきだ。野球部はお金と時間の無駄遣い」と批判するものはいるのでしょうか。

何事にも程度があります。厳しすぎる「詰め込み主義」を採る教室もあるでしょうし,また詰め込みすぎはよくないと教育方針を緩める塾もあるでしょう。入塾の段階で,保護者や生徒本人が体験授業などを繰り返し,納得の上でその教育方針に従うのであれば,詰め込み教育もまたひとつの合格の手段にほかなりません。

「志望校に合格する」ことを切望するご家庭の意図を汲み,ひとつの手段として「詰め込み」が実施されていることを前提に考える必要があるようです。