Wans-Academy

中学・高校受験(私立・公立)の情報をわかりやすくお伝えする「わんさかでみー」です。ブログ主(肉球)の雑記も。

自ら学ぶ姿勢は「興味」と「知識欲」から

Z会の取り組み。素晴らしいですね。

「興味」を引き出す工夫

何事も「これってどういうことだろう」という疑問から始まります。「知りたい」と思うためには、自身に関係のない事象についても常にアンテナを張っておくことが、とても大切なことなのです。世の中のいろいろなことに「興味」をもつことは、「知識欲」を引き出す大事な仕掛けです。

情報誌の冒頭、

ここにあるのは平面の情報ですが、Z会で学ぶみなさんなら、そこから将来の自分や未来の社会を、立体的に思い描いていけるはず。
さまざまな発見をとおして夢をふくらませていく みなさんを、Z会はいつも応援しています。

この情報が中高生の新しい視点による「発見」につながる、なんて、ハイレベルですよね。読むことで即座に何かの発見になるとは思えない。大人目線の情報を先取りして、記憶に留めておくことはできるけど。大人が期待する「様々な情報に興味や発見を見出す中高生」なんて、ほんのひと握りしか存在しない、と思うのは私だけだろうか。

 

赤ペン先生の経験から

Z会の添削スタッフをしていたことがあります。私立高校数学でした。毎月の添削を期日通りに提出する子なんてそれこそひと握り。答案が白紙、もしくは解答丸写しな子は10人いれば9名、いや10名の時もあった。でもたまに、しっかり自分で解法を考えぬき、模範解答とは全く違う「別解」で正解に辿り着く猛者もいました。きっとこの情報誌が必要な子って、そういう子なんだと思う。

 

それでも発信し続ける意味

Z会の情報誌は確固たる裏付けに基づいて確かな情報を届けています。それゆえ中高生のみならず一般社会人も興味を持つわけで。

この情報誌を編集された方は「即効性」は求めていない。

冨田 この情報誌は、中学1年生から高校3年生まで6学年の子どもたちに届けています。おそらく、中学1、2年生にはちょっと難しい部分もあるはずです。でも、きちんとはわからなくても、どこか引っ掛かるところがあったらいい。何年かたってから「そういえば、Z会の冊子にこんなことが書いてあったなあ」と思い出してくれたらいいんです。

確かな情報を発信し続けることは、たとえ理解できる人がひと握りでも、世の中にひとつまた知るべき情報のかたまりが増えた、という意味でとても有益なわけです。私も見てみたい。その情報誌。